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SD9の特徴 最初にちょびっと読んでくださいね。
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インターネットのおかげで、かつては利害関係の絡んだ雑誌やテレビからの情報では得られなかった生の情報が溢れています。ご承知のとおり、今度は見る側に取捨選択能力+責任が必要です。
チェック機構の働かない個人のサイト情報を取捨選択する能力が必要になってくるのです。また、本人のうらみつらみ、好みにも、情報が影響することも確かです。でも世の中のブーム作りの主導権は既に、メーカーや広告代理店ではない ということは明らかでしょう。あー ぶんしょうが かたい(^_^;)
このページは、利害関係などない(ほんとうは欲しいけど)、フィルターのかかっていない生情報の提供を目標としています。ただし私の主観は多いに入りますので、話半分にて読んでください。では生情報を撮像するSD9(笑)の世界に触れてみましょう。おっと 私にうらみつらみはしないでくださいね。(^_^)
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SD9の特徴 序章
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SD9を手にしてから、はや4ヶ月。
一眼レフなぞ触ったことがない私は、このカメラを通じて、いろんな経験をさせていただきました。
発売日: 2002年10月21日
希望小売価格 SD9ボディ(税別):\200,000円 |
これを見ると出荷されてから、そう時間は経っていませんね。
SD9は、SIGMA社が開発した画期的なデジタル一眼レフカメラです。世界で初めてフォビオン イメージセンサーを採用し、業界に新しい旋風を巻き起こしちゃっています。
ここは、機能紹介というより
一眼レフを一度も使ったこともない自分が、使ってみて感じたことなんかを書いていければいいと思います。その前にちょっとまじめに、今の時代背景を見ていきたいと思います。
デジタルカメラは、いまやPCの所有率を抜き、海外も含め超巨大市場。ということは、誰の目にも明らかです。CASIOがQV10という革命を起こして以降、各社は積極的にデジタルカメラの可能性に恐怖しながら、開発に取り掛かりました。いまや、当初の衝撃が色あせるほど、高機能・高画質が進みました。また、精密機械分野だけでなく、電子機器という位置づけも変わり、決して「光学系に強いメーカー製品=良い」という図式も変わってきたのが特徴です。そうして今まさに、技術がある程度落ち着いた後に起こる、デザイン性が重視されているのです。
話を戻して。下図はついこの間の新聞情報からかいつまんだデータです。一生懸命デジタルカメラの世界出荷台数をグラフ化したものです。
といっても、新聞を見よう見まねで作っただけです。それはおいといて、一般のデジカメが数千万台と、ものすごい伸びをしている様子が解ります。
一方、一眼レフは2002年 25万台。まだまだひよこ。よちよち歩きの状態です。技術革新が続いているため、デザイン性なんてまだ先です。しかし各社の推計によると、今年は60万〜100万台とも言われています。そういえばこないだ、オリンパスの一眼レフデジカメ参入の記事もありましたね。まさにもう誰の目にも、各社がデジカメの勢いには逆らえない様子がわかります。そろそろ一眼レフデジカメでの高付加価値を仕掛けないと差がついてしまうと。
その理由は次のとおり。グラフにはないですが、フィルムタイプの一眼レフは339万台で前年比7%減少。消費されるフィルムは2002年に前年比で11%減との予想。まだまだ余裕はあるものの、あきらかにデジタル一眼レフの高波が近づく状況になっています。
価格面で見ると、それまでは一般デジカメより少ない画素数で、一般人?には決して手が出せない価格でした。50万円超えはあたりまえ。それが2002年6月、大きな動きがありました。富士写真フイルム
S2 Pro、ニコン D100が原因?でした。
それらは、使い勝手や、解像度を含め 圧倒的なコストパフォーマンスで、業界に驚きを与えました。いろいろネット(のみだけど。)で調べた限りでは、圧倒的解像度(有効画素数612万画素、スーパーCCDハニカムIII搭載で最大記録画素数1212万画素)+感度性能(高感度時のノイズ低減機能)で星を撮るにはS2
Pro。ボディーを含めたバランスの良いD100となっていました。中でもD100は売れに売れたそうです。女性が撮られるのをいやがるニッコールレンズ(毛穴まで描写)を所有するニコンは、最後まで購入を悩んだカメラでした。
こういう時代に、SD9は出荷されたのです。
値段についてもさらに挑戦的。自社マウントを採用したせいかどうかは不明。なにわともあれ、ボディー単体で30万円以上だった価格にも進化が訪れました。なぜなら、これ以降の一眼レフは例外はさておき、これが基準になるからです。(ヒエー恐ろしい...)
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