撮った写真は、現像のため、PCへ転送する必要があります。SIGMA
Photo Proの入ったPCでしか、扱えないデメリットもあります。
さすが300万画素といっても、RAWファイル(生ファイルとも言う)。10MB弱の、相当大きいサイズになります。空など、情報量がスカスカの場合は、6MB弱で済みますが、それでも大きいことは間違いありません。
これは再生側のPCスペックがある程度必要というだけでなく、転送手段も作業効率に関わってきます。
SD9は、IEEE1394とUSB1の選択肢がありますので、インターフェイスについては大抵のPCで大丈夫でしょう。さらに媒体を読み取る専用装置も一般的に売られてますので、インターフェイスについては問題なさそうです。問題は、PCへのスムースなデータ転送手段の確立が、快適現像への一、キーワードになります。
マニュアルなどの、一般的なやり方は次のとおりです。
画像転送時の一連の流れ |
1.PCとカメラをケーブル接続。
2.SIGMA Photo Proを起動(デフォルトは自動起動)
3.カメラが認識され、デバイスが表示される。
さらにデバイス内のデータ(サムネイル)が表示される。
4.欲しいデータをPC側に転送。
あとは好きなようにSIGMA Photo Proで現像。
|
実は上記動作中、3番目の項目がやっかいなのです。
なぜなら、サムネイルを抽出するため、カメラ内のデバイスを走査するからです。これはデータを実際に転送するわけではありません。サムネイル表示だけを行うためだけに動作するようです。
これは困った問題で、サムネイル表示に、実転送ぐらいの時間がかかり、さらに転送アクションが必要なため、約2倍の時間がかかってしまうということになります。
私の場合は、Pentium4 2.53GHz(自作機)+IEEE1394といった性能のPCを使っていますので画像操作は、快適です。ただし、転送については同じ問題がつきまといます。
ということで、いろいろ試行錯誤した結果、最速の転送方法をアミだしました。これはあくまでも、SIGMA Photo ProV1.1で通用した技なのでご注意ください。
1)カメラ接続前に、SIGMA
Photo Proで、マークした画像を選択します。
カメラ側でマークしていた場合は、別のものを選んでください。
要は、サムネイル走査をなくす準備です。 |
2)画像は全く表示されなくなります。
もちろん対象はコンピュータ側の画像ですが。 |
3)カメラを接続します。
最初はコンピュータのウィンドウがアクティブ(紫色)になっています。 |
4)カメラと書かれた部分をマウスで押します。
しばらくすると、ウィンドウアクティブを示す紫色が、カメラ側に移ります。
このときに、カメラ側の走査が走りますが、これはマークした画像を
探しているだけなので、早く終了します。
|
4)カメラ側がアクティブになると、あとは転送処理です。
画像の取り込みボタンを押します。
|
5)画像の取り込み画面が出現します。
全ての画像を選択します。
私はいつもオプションで「消去」も同時に選びます。
|
7)全て転送し終わったら、表示メニューで「全て」に戻します。
|
転送終了したので、カメラは電源をOFFにしてから、ケーブルを抜きます。私の場合はさらに、カメラ側でカードの初期化をします。
さぁ、あとは自由に思い思いの現像ライフを楽しみましょう。
ご参考までに、私の転送速度(例)を書いておきましょう。
結構遅いかも。(^_^;)
転送速度(例) |
件数 |
129件(天神祭り 撮影) |
時間 |
41分 |
概要 |
取り込みボタン押下から、転送終了までを計測。
IEEE1394接続。 |
|