映像の配信コントローラーを作成しました。
お手軽に動画配信しませんか?
ホームページ関連技術が発達して、WWW(ワールドワイドウェブ)といわれていたころの一昔前とは違い、Webの見た目や使い勝手が急速にあがっています。ブロードバンド環境があたりまえになった今では、動画配信も視野に入ってきました。
しかしながら、動画を始めて経験する人には、何から初めて良いか迷うものです。ざっとあげても、MediaPlayer、RealPlayer、FlashPlayer、QuickTime、MPEG、MPEG4、avi(複数コーデックが存在)など、多数の再生環境があります。さらに、配信方式もストリーミングから擬似ストリーミング、ダウンロード方式など、多岐にわたります。さらに、転送レートがこれをわずらわしいものにしています。
MemorialMaxでは、1997年から動画配信を行った経験から、一つの結論に達しました。それは、独自のFlashムービーコントローラーを作ることです。理由は以下のとおりです。
<特 徴>
●再生までのスピードが速い
別画面が起動して、プレーヤーが起動するなど、いらいらさせません。
初代LOOXS(Pentium2 200MHz程度)ので動作確認していますので、スピードは確かです。WindowsMediaや、QuickTime、RealOneは、起動に20秒ぐらいかかりますが、本Flashは3秒程度です。日本Macromedia社へも、ソースを送付し、コーディングを確認していただいています。(後述.開発ウラ話
参照)
●動画が見える人が圧倒的に多い。
FlashPlayerの入ったユーザは97%(メーカー公証値)。
常に最新が求められるプラグインは不要です。
MediaPlayerや他のプレーヤーと比較し、圧倒的なユーザ導入率です。
●操作系がシンプル
問い合わせの電話が減ります。
ヘルプもついていますので、操作がわからない人も安心です。
●ストリーミングサーバが不要で、即時参照可能
サーバに、特別なものは必要ありません。
ストリーミングでは、途中から再生しようとすると、待ちが発生します。
本製品なら、読込まれた箇所へは、マウス操作で即時移動&再生できます。
●映像は盗まれにくい
ファイル名を埋め込んでいますので、盗用されにくくなっています。
盗んでも利用できないといった、Flash自身のセキュリティー強化を利用しています。
●ファイル分離しているため、更新がラクチン
swfファイルならなんでも読込み可能です。
もちろん Flash素材があるなら、自分達で、入れ替えや、更新が出来ます。
Flash動画を、季節に合わせて選択することも可能です。
※ただし、スクリプト制御のあるFlash素材は動作保障しません。
●Webにそのまま公開可能!!
htmlを使っていますので、簡単に公開可能です。
もちろん、HPをお持ちでなくても、CD-ROMに焼いたりすることで
プレゼンツールになります。がんがんお客さん先でプレゼンしましょう。
●世界に一つしかない
オリジナル動画コントローラーが作れる。
MemorialMax自身で開発できる。
そんなにたいそうなことではありませんが。
●開発 ウラばなし
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<Flashの歴史と、こだわり>
1997年より動画を触っていましたが、動画配信としては、avi(M-JPEG形式)で、サイズの面から現実的ではありませんでした。かろうじてアニメーションGIFが出てきた程度で、再生環境もADSLなどの常時接続型ではなく、モデム(56k程度)が多かったです。
つまり、電話代やプロバイダー料金を気にしながら、使っていたのです。
このとき、情報収集で訪れたサイトで、偶然Flashムービーを見ることになりました。新しいもの好きの私は、そのときの軽さと斬新さに衝撃を受け、当然のようにFlashにのめりこみました。このころのバージョンはV2でした。
・Flashちょっと歴史
すこしFlashのことを調べてみました。
Flashの生みの親はJonathan Gayという人物で、SmartSketchというお絵かきソフトを作りました。それが、拡張され、CelAnimatorとなり、FutureSplashという形で世の中に出ました。このFutureSplashという名前は、ご存知の方が多いようです。
1996年Macromediに買収、その年にFlash 1.0がリリースされたようです。歴史を深く知りたい人は、Flashマガジンで。(デザインの原型がおがめます。(^_^;))。http://www.flashmagazine.com/html/413.htm
・そこからさらにのめりこむ
そうしてV3、V4、V5、MXと少しづつ、ノウハウを吸収していきました。当時、FlashMLという5千人にもなる有志のMLがあって、そこでは互いに技術を高めたいというメンバーが揃っていまして、多い日で1日100通、少なくても20通というとんでもない迫力のMLでした。残念ながら今は、Web専用サイトになっていますが、そのころのMLの内容は保持されていて、ID、PASSで見られるようになっています。
そういうMLでしたから、本やマニュアルには載っていない特性を、学びました。その中でも、「この海外サイトすごい」という発言にはみんなが注目。どうやって実現したか、独自で同様なものを作って、みんなにダウンロードさせたり、それはそれは楽しい雰囲気でした。
もちろん、本の筆者もたくさんいたので、質問すると、筆者からの「ゴメン。あのページは誤り」とか、衝撃的な回答を楽しんでいました。
その場所からFlashの達人が輩出されていったことはいうまでもありません。もちろん今のFlash躍進は、そのころのクリエーターリーダーの布教活動の賜物だと思っています。最近のMacromedia社はクリエーターというより、株主優先のお金儲け根性が見え隠れしますが。製品説明会で、クリエーターがステージにいなくなったのも、その兆候かも。残念です。
・そしてついに原型が完成
話がそれましたが、本製品の話に戻ります。
Flashの機能アップし続ける中で、やっと動画に関してサポートされたのが、MXシリーズからです。(厳密に言いますと、V4?ぐらいからQuickTime出力ベースでは可能でしたが、Flashでいうswf形式でなかったので、使いづらかったのです。)
動画コンテンツはいろいろ作っていたので、それに見合うコントローラーを作りました。しかし、NetScapeでは動作が不安定だったので、MLに疑問を投げました。親切な人が、呪文を教えてくれ、改良していったのです。
その現象とは、Netscapeというか、マシンスペックが遅い環境ですと、ボタン制御が出来なる というものでした。先の改良でかなりましになったのですが、MLメンバーからは、メーカーに聞くべきという話だったので、Macromedia社にその旨のメールをソースごと送りました。
そこで「問題ない」というお墨付きをもらったというわけです。
そうして、さらに機能追加・改良して出来たものが、この製品です。
なぜ2つのファイルが必要かというと、 いきなり動画を読込むのは、動画を見たくない人には迷惑だからです。ですので、本Webサイトでは、閲覧者のアクションがないと、Flashは読み込まないようにしており、余計な負荷をかけないとともに、ユーザの意思を反映したものになっています。
こういう理由から、サイズを軽くしたもう一つのファイルを先に表示することにしました。どうせならその動画説明があったら面白いと思い、この形式に収まったというわけです。幸いにして、これが盗難防止策にも繋がっています。
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ということは、
Flashの達人が会社にいればいいじゃないっ!
はい。そうなります。(^_^;)
私達の強みはあくまでも、動画制作です。
お金がある大企業は、月数十万円使ってストリーミングや、クリエーターを雇うことを推奨します。あくまでも、中小企業でも簡単に映像配信が出来ることを、お手伝いしたいのです。度重なる不況を乗り越えられた企業は、少なくとも技術があるからだと思っています。こういうものを、動画で収録し配信すれば、間違いなく、そうでない企業より、優位にプレゼンが運びます。社内イントラネットで技術情報を蓄えれば、e-learningにもなります。
もう、高価な仕組みはいらないと確信しています。
&ぜひ我々と、アイデアだけで 企業(CMを打てるクラス)に挑みませんか?
というわけです。
ただしFlashには、画像リフレッシュによる描画の遅れや、リフレッシュレート等、考えなければならない問題点もあります。
※再生には、FlashV6のプラグインが必要になります。
(2003年以降、販売されているPCには搭載されていると思います。)
※mp3やjpgファイルは、自サイトに置いているものしか使えません。
※著作権や隣接著作権にご注意願います。
※キャッシュ設定がされていないブラウザ環境だと、
読み込み中はメインエリアの動作が待たされることがあります。 |
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